映画の教育的な目的と授業での使い方
映像の技術を子ども達に紹介したいですか?芸術的感覚を刺激させたいですか?
または学校で勉強した科目を別な視点で再考してみたいですか?
教育的な映画とは何ですか?
ドキュメンタリーやフィクションなど、情報を与える映画は内容によってとても勉強になります、この映画のおかげで新しい世界を発見したり、新しい目線で再発見したりできるでしょう。 両親や先生として、最近は動物、地球、歴史、地理、科学、音楽などの素晴らしい教育的なドキュメンタリーをネットで見ることが出来ます。授業で差別やハンディキャップについてなどを話し合うことは、時々難しいことですが、映画やドキュメンタリーを介して伝えると、もっとお互いの理解が深まることがあります。
もちろん映画は「音」と「映像」の技術を教えることができます。しかし、映画と教育というと、まず考えられることが、映画の内容やテーマ、メッセージなどを理解し分析することです。
フランスでは、教育的なメソッドとして、映画を使用することが多々あります。 例えば
我々は、独特のビジュアル感、ポエティックなストーリーなどを重視し多くの短編映画を選択しています。その多くの映画が置かれた環境が先生や両親のための教育的な道具となるのです。
多くの短編映画を見せることが教育に役に立つ?
それぞれの映画によって、世界を別の人、つまり監督やクリエーターの視点から見ることができます。色々なテーマや、メッセージ、ビジュアルなど、様々な人の意見を見ることで、子ども達の嗜好が生まれてくると考えます。本や絵画や音楽のように、映画は子どもの芸術的感性を刺激します。 子ども達それぞれが好きな映画を選ぶことができます。その映画が好きか嫌いか、またどうしてそう思うのか、ということを考えることはとても重要です。それが創造(クリエイティブ)への出発点です。それにより絵を描いたり物語を創造したり、音楽を学んだりという願望が生まれてくるでしょう。
子どもには、発達段階があります、様々なジャンルの映画をみて、色々な世界感を体験することは現実と空想を区別する段階にある子どもの成長に良い影響を与えることでしょう。
子どもの頃に経験した様々な世界が、大人になったとき自分のオリジナルの世界観を持つことに繋がるでしょう。
小学校の先生はきっと、子ども達の性格が色々であると御存知でしょう、しかし、大人になると個性が見えにくくなります。映画をとってみても、興行的な成功例を優先するブロックバスター的な映画は、いつも同じステレオタイプなヒーローに囲まれ、物語も画一的です。音楽にしてもそうですが、子どもだからといって、子供用の音楽ばかり聞かせることは、少し残念に思えます。世界にはもっと多様なジャンルと考え方があるのです。
どのような映画が教育に適していると思いますか?
まず、長く集中することの難しい6歳以下の子どもにとって、短い映画は適しています。短編映画は、短く独特の世界観を見せてくれるので、子ども達は夢中になります。また、学校で勉強した課題を表現した映画を見ることは、先生にとって面白い教育の道具であると思います。学校で映画を教材として使うことは、想像力、芸術的感性を伸ばしてくれることでしょう。
映画を見て、絵を描きたくなったり、踊りたくなったりしませんか。映画が学校の授業のサポートになるかもしれません。幼稚園、小学校のために「踊り、音楽、エコロジー、差別、森、水・・・」など色々なテーマに沿った短編映画のプログラムを作りました。
教育映画について、御意見をいただけますか?小学校の生徒のために、最近映画を見せましたか?ドキュメンタリーの監督ですか?教育的な動画、教育的なアニメーションなど紹介していただけませんか?6歳以下の子どもの先生ですか?ネット上にある教育的な映画を見つけるお手伝いをしていただけませんか?テーマ別プログラムを一緒に考えませんか?